菊川茶

遠州のからっ風と恵まれた太陽の光のなかで育つ菊川茶は、アミノ酸をたっぷり含み、葉肉が厚いのが特長です。この茶葉でつくる菊川の「深蒸し茶」は風味が高く、これまで天皇杯、農林水産大臣賞をはじめ国内外の名誉ある賞を多数受賞しています。


日本で初めて深蒸し茶を開発

短所を長所に変え健康に良く、美味しいお茶を開発

菊川茶 深蒸し茶

健康効果で話題の深蒸し茶は、50有余年前夢咲農協の前身「六郷農協」が開発したお茶です。当時、菊川上流の丘陵地は自然の養分が多く、芽が大きく葉肉が厚い茶葉が採れました。しかし、製茶工程中の精揉(茶葉の形を整える縒り工程)では、細くよれずコロコロと丸まった茶葉が多く不揃いになり、茶商には不評でした。そこで茶葉の形にはこだわらず美味しさだけを追求し、試行錯誤を重ね今までのお茶(普通煎茶)の2〜3倍長く蒸し、茶葉の旨みを引き出す深蒸し製を完成させ「まろやかで滋味多い美味しいお茶」が出来上がりました。当初期、その美味しさは東京周辺で高まり、徐々に深蒸し茶の人気とともにその製茶法も全国の茶生産地に広がり今日の人気にいたります。また、深く蒸し、良く揉み込むことにより樹脂質に覆われた茶葉内の栄養素がより多く抽出できるようになったため「アミノ酸」や「ポリフェノール」がタップリとご賞味頂けるようになりお茶の美味しさと共に「健康効果」も注目されているのです。


何方でも美味しく淹れられる深蒸し茶

菊川茶 深蒸し茶

製造工程において蒸しの時間を長い「深蒸し茶」は、蒸気熱が十分伝わるため茶葉は細かくやわらかくなり、成分が抽出されやすくなります。その結果、抽出時間が短くても濃緑な水色と風味豊かな味になります。また長い蒸し時間は苦味、渋みを抑え、芳醇な味わいになり、何方でも美味しくいれられます。


「きくのん」の紹介

きくのん

「きくのん」は、菊川市のマスコットキャラクターです。
頭に湯呑み・おなかに急須で「お茶処菊川」をPRしています。妖精の国からきました。